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- 大阪府立和泉高等学校 レポート
1月18日と2月19日にワークショップを開催し、
「日本の伝統工芸品の継承」を議論しました。
Traditional×Keepers
大阪府立和泉高等学校

■応募時のアイデアタイトル
伝統工芸品を身近な存在に
■応募時のアイデア
高校の探究学習で伝統工芸品について全く知らないことに気付き、日本古来の技術・精神・誇りが失われ、さらには使い捨ての商品が増えることで環境に悪影響を及ぼすかもしれないことに危機感を抱いた。そのため、日常の中に伝統工芸品が存在する空間を提供することで、「モノを大切にする」という日本古来の精神を多くの日本人が持ち続け、その精神を世界と共有することができる未来をつくりたい。
■協力企業
TOPPAN株式会社
VRシアターや3Dモデル、フォトグラメトリなどの最新技術を活用することにより、「今あるものを残す」「今ないものをつくって残す」を実現。
■ワークショップ1回目の内容
協力企業の文化についての考え方や技術について学び、どのようにして伝統工芸品を未来に伝えていくかを再考しました。理想の未来の実現に向けて、継承方法のあり方やつくり手の想いに着目するなど検討を深めました。
3D技術を体験している様子

ワークショップ1回目のグラフィックレコーディング

■ワークショップ2回目の内容
逆算思考の方法についてあらためて整理し、身近に伝統工芸品があるわくわくした未来の暮らしについて想像しました。どのようにしたらその理想に近づくことができるか、皆でアイデアを出し合いました。
ワークショップ2回目の様子(オンライン)

ワークショップ2回目のグラフィックレコーディング

■参加生徒の声
ワークショップを終えての感想は?
身近に伝統工芸品のあるわくわくした未来を想像することが難しかったが、自分たちがあったらいいなと思うことを考えることで、理想の未来につながっていくことがわかった。
今後ブラッシュアップしていきたいポイントは?
まだ自分たちがしたいことがあやふやなため、しっかり固めて次の交流会に臨みたい。話し合って出てきたアイデアやまだ思いついていないアイデアについて整理して、さらに詰めていきたいと思った。
■協力企業からのコメント
インタビューや皆さんの経験をもとにしたアイデアはとても具体的で、素敵だった。つげ櫛や堺包丁を深掘りして、考えを広げると良いと思う。そこで感じた魅力を、未来の人も感じられる世界を描いてほしい。