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- 四天王寺高等学校 レポート
1月18日と2月17日にワークショップを開催し、
「日本の伝統文化の継承」を議論しました。
寺娘、われら聖徳太子の継承者‼
四天王寺高等学校

■応募時のアイデアタイトル
文化を新たなかたちへ
■応募時のアイデア
ニュースなどを見て伝統芸能の継承者が少なくなっていることを知り、私たち若い世代が伝統を守り、受け継いでいきたいと考えるようになった。そのため、世界中の、日本に興味がある人、経済面や健康面の問題から日本文化を直接体験することが難しい人に対して、日本の伝統文化をメタバースやVRでどこでも簡単に体験でき、身近に感じることができる未来をつくりたい。
■協力企業
TOPPAN株式会社
VRシアターや3Dモデル、フォトグラメトリなどの最新技術を活用することにより、「今あるものを残す」「今ないものをつくって残す」を実現。
■ワークショップ1回目の内容
VRシアターや3Dモデルの体験を通して、幅広い伝統文化を国内外問わず、様々な視点から体験できる空間づくりについて理解を深めました。今後、日本文化を世界中の人々に知ってもらい、継承していく方法について検討を進めていくことになりました。
3D技術を体験している様子

ワークショップ1回目のグラフィックレコーディング

■ワークショップ2回目の内容
視覚や聴覚にとどまらない、触覚や味覚、嗅覚を通した実現途中のVR体験に焦点を当て、日本文化の楽しさを手軽に伝える方法について考えました。文化を継承していくために、まずはその方法に興味を持ってもらう必要があると課題を明確にしました。
ワークショップ2回目の様子(オンライン)

ワークショップ2回目のグラフィックレコーディング

■参加生徒の声
ワークショップを終えての感想は?
応募時には「自宅から誰でもインターネットを通じて日本文化を体験できる」という点にフォーカスしていたが、ワークショップを通して、日本文化のどこを伝えたいのか、文化的な違いによる翻訳の難しさなど、新たな視点を得ることができた。
今後ブラッシュアップしていきたいポイントは?
インターネットを通じて外国の方に日本文化の楽しさをどのように伝えていくのか決まりきっておらず抽象的になっているため、そこを具体的にしていきたい。
■協力企業からのコメント
高校生の皆さんが技術を調査し、未来を真剣に考えていた姿勢に感銘を受けた。「日本文化の空気感を伝える」という発想は独創的で、大人も学ぶべき視点。技術を参考にしつつ、想像力を駆使して新しい文化の形を描いてほしい。